郷土愛を注いだぼくらのワイン
大阪府は現在ブドウの産量全国7位を誇る、ぶどうの一大生産地です。しかし栽培者の高齢化による耕作放棄地が増え、
大きな危機に直面しています。大阪のワイナリー(柏原市)周辺のブドウ栽培者の平均年齢は70歳以上。非常に高齢です。
ブドウ農家のうち跡取りが決まっている方も一割程度。1年でも耕作を放棄するとぶどうの木は枯れてしまいます。
酒屋として出来る事は何か?栽培農家やワイナリーにとって有益となる事業とは何なのか?
答えは、ワインになるブドウの購入が継続して行えるよう、大阪ワインである「ぼくらのワイン」の継続的な販売でした。
そのためには消費者に、栽培にほんの少しでも関わりをもってもらい、農家の現状を少しでも知っていただくことでした。
発起人・木村 茂さん
木村酒類販売株式会社・取締役社長
お酒をつうじ地域活性化の活動を精力的に
活動されています。さまざまな分野と異業種との
ネットワークを生かしこれからも
新しい未来を地域から発信して行きたいと
思います。
未来に向かって
toward the future
大阪府飲食業生活衛生同業組合と大阪府のワインメーカーのご協力を得て、
畑作業のボランティアに毎年100名くらいの方々に関わっていただきました。
自分たちで育てたブドウで造るワイン一緒に楽しむことで環境や農業が保全され大阪の地産である葡萄が多くの方に喜んでもらえたらいいなと思うようになり、異業種のかたや保育園、幼稚園、役所など多くのかたのおかげで、やっと「ぼくらのワイン」が少しずつ広がり始めました。しかしまだまだです。
地産地消、一次産業の大切さは環境保全に繋がり、土地が豊かさが人びとの心を癒してくれます。と同時に雇用も生まれ、高齢者の仕事をサポートする職業になります。新しい未来にむかって、もっと消費者に喜んでいただけるような美味しいワインをこれからも、みんなの力で作って行きたいと思います。大阪の葡萄や地産物を多くの方に知ってもらい、買ってもらうことで生産に関わる人とのコミュニティーが生まれます。感謝の気持ちをこめイベントやボランティアに参加していただいた方に畑で撮影した顔写真をワインのラベルにしています。これからもどうぞ「ぼくらのワイン」をよろしくお願いいたします。
ぼくらのワインに、ご協力いただいている関係各社、団体のみなさま
守口門真商工会議所 ・ カタシモワインフード株式会社 ・ 大阪飲食業生活衛生同業組合青年部 ・ 飲食店元気塾あかりの会